小説ちょろん「歩歩驚心:麗」第4話

「歩歩驚心:麗」第4話

ワン・ム皇太子の暗殺計画があるようです。

今度の儺禮で 必ずとどめを刺すのです。

私が兄上の代わりを ?

陛下をお守りするのだ
ムや!
正胤はどこにいるのだ?

そんな娘などどうなっても構わない。
その娘を離せ。
嫌だね。

あの子のせいで全てが台無しになった
今晩は祝の席になるはずだったのに 。

後始末はつけておきました 。

思い出せひとつ残らず
一人だけ毛皮をまとった男がいました。その人が殺せと。

お前だろ?お前が正胤を亡き者にしようと。

狂ったのか?俺を陥れようと ?
母上か?
殺手の隠れ家を見つけました。
誰のためにこのようなことを?
皇后の言うなりなら皇后の為に逝け。

第4話

誰だ。
私です母上。
ここをどこだと。
お前が何の用だ
私が母上のために 何をしたかご存知ですか?
誰からも母上が疑われないよう始末しました。
な、何を言っているの? 理解できない。
全部燃やしましたからもう母上が心配することはありません。
お前まさか皆殺したと言うのか 。
母上のために生きていた者たちです。死んでも本望でしょう。
よくやったと言ってもらえるとでも?
怪我はないかと 労われるとでも?
獣のような者。下がりなさい! 血生臭い たまらない。
私は誰ただ、母上のために・・・
母上、母上、母上 ・・・
あなたにそう呼ばれるたびに虫唾が走る。
見るのも嫌だ、下がれと言っているのだ。
いつも考えていました。
母上はなぜ私を不憫に思ってくださらないのか?
母親なら気の毒な子を第一に考えるはずなのに。
私の母親はなぜ私を一度も見ていただけないのか?
いつも待っていたのに・・・ただ一度も。。。
あなたは私の息子ではない
あなたは信州カン氏の息子だ。
この顔のせいでしょう?
兄上の代わりに私を養子に出したのも、最後まで背を向け続ける理由もすべてこの顔のせいだ。
カン氏の家で私がどんな目にあって暮らしてきたかご存知ですか?
一度信州のオオカミの巣に捨てられました 。
一晩中狼と格闘し山に火をつけました 。
山に棲む獣を全て焼き殺してやっと私が生き残ることができたのです 。
その時の獣が焼かれる臭いが今でも鼻につくほどなのに ・・・
気の狂った婦人は亡くなった愛しい息子の代わりに私を寵愛したかと思ったら 、
正気に戻ると私に鞭をふり「愛しい息子をどこにやった。これほど醜い生き物は見たことがない。」と。
三日と三晩も水1滴も与えられず誰にも見向きされなかったのです 。
それで?
母親とは誇らしいと感じる息子を愛するのです。
お前は私の恥であり屈辱であり傷 だから養子に送った。
おかげでジョンを授かりましたからそれだけは礼を言おう。
今日という日を決して記憶から消しません。母上は私を捨てましたが私は決して離れません。今から私だけを見つめることになるでしょう。
バカなことを。また同じことをしたら松嶽には一歩も入れない。
生意気な子。
  ※松嶽<ソンアク>(現在 の開城<ケソン>)

やめて!
消えろ。全て消えてしまえ!
やめて!
やめてってば!
どけ!
血?
そうだ。血だ。俺が今日首をはねた者たちの血だ。
母親が我が子のために積むだと。
こんな石塔の代わりに俺に頭を下げろ 。さあ!
離せ。離せ。
やめて、もう。
お前も死にたいか?
怪我してるじゃないですか。
他にも怪我が?
人を殺したと言っただろ 。
なら言って、どうして殺したのか。
退屈だったから、なの?
行け。行けよ。
ここはそういう所なんでしょう。
幼い時から刀を手にし、死にたくなかったら先に相手を殺す、
だけどしょうがないわ。
生きたいと思うのは罪ではないから。
許されはしないでしょう、でも 私は理解するわ。
皇子のその心がどれだけ苦しいか 分かる気がするから。

儺禮の夜、逃げた殺手を追いましたがすでに跡形もありませんでした。
首謀者がすでに口封じに殺したものと思われます 。
隠れ家を探し当てましたがすでに全員殺されて燃やされていました。
ですが、その寺の所有者が。。。
その寺が忠州院皇后のものでした。
私がその首謀者何というのですか?
正胤を殺せと?
誰が見てもそう思わざるを得ません。
番組 正胤を殺すため殺手の首謀者となり皇宮に手引きしたのですか?
そんなことはありません。
へ、陛下 全て私が悪いのです。
そのお寺がそんなお寺とは知らず母の代わりに 踊り手たちを手配した私が ・・・
罪をお与えください陛下。
すべて私が悪いのです。我が子が罪人ならその母もまた罪人 。
私がやりました 。殺手の隠れ家を襲い火をつけたのは 私でございます。
お前が 正胤をやろうとしたのか 。
陛下、皇宮所有の寺に殺手が居座り、皇太子のふりをして殺手を殺したのも これすべて皇室に亀裂を起こさせるための明白な罠でございます。
ウクの言う通り母上が汚名を被るのが恐ろしかったのです
私の未熟さをお許しくださいませ。

あなたやったことないじゃない。
今度はあなたの番よ。
あなたやりなさいよ 。
嫌だってば。
チェリョン。。。
夫人
何事だ?お客様もいるのに騒がしい。
第4皇子に夕食を持っていく当番のことで ・・・
王子様のことをなんと軽々しく そのように・・・
もういっそ誰か第4皇子の食事の専任としなさい。
もう二度とこのような騒がしいことが起きないように 。
私?
ありえないでしょう
私はお嬢さんでしょう?そんな仕事はしないわ。
ですよね、お姉さん。

何、夕食なら家で食べればいいのに何でピクニックするのよ。
憎たらしいから罪が当たったのかな。あー大変。
あれ?昨晩は大暴れしてたのを考えると後ろ姿はおとなしく見える。ほんと孤独にも見える www
夕食お持ちしました
置いていけ。
一人で気楽に食べたいの?ではそうしてください。
空いた器を持って帰らなきゃいけないので。さっさと食べてください
昨晩の事は見なかった事に。しゃべるなよ
しゃべるなと言われてもできません。この目で見たのに信じられないんだから。
私自分のことで精一杯なんです。そんな時間もありません 。
顔を合わせれば見なかったことにしろって ・・・
あのところで、 ここで一人で食べなければ美味しくないんですか
あーもしかして皇宮を見てるんですか?
皇子の家は皇宮なのに今更眺める必要あるんですか
言うならば家族が入るべきだ。
お父さんお母さんお兄さんたちが皆あそこに住んでいると聞きましたけど。
あーそれで話が出たので聞くんですが、昨日何があったんですか
お前 、あの日皇宮の浴湯になぜ入ってたんだ?
えっ。あーああ、チェリョンが言うには鶏肉が一番美味しいそうです。

医者はまだか?
元気出してお姉さん。
スや、少し出ていてちょうだい
え?
何です夫人、 どうされたんですか。
早く。
第二夫人を置いてください。
夫人。
王子、私はこのように病気がちな人です
家を取り仕切ることも後継も皇子のために何一つ役立ちませんから
なので 太子 側室を娶ってください。
でなければ私と離縁してください。
罪を積む償わない限り死んでも極楽浄土に行けません。
嫌です。
そうしてください。
それには分かっております。太子は私を愛。。。
愛されていないこと 。

あーもう。
何か悩んでいる?
どんな悩みも遊べば全部吹き飛ぶ。
ほらプレゼントだ。
お前が何を好きか知らないから目につくものを全部持ってきた 。
こまメンコ これは特別に僕の宝物の 鳥鉄砲だ。
これも持っていけ。一度も見たことないだろう。
陳から絹の毬だ。女たちはみな喜ぶんだ。
もうひとを何歳だと思っているの?
ならお前どんなものが好きなんだ?
そうでなくても憂鬱なのに全部持って帰って1人で遊んでね。
負担はわかっちゃって軽くなるのに。
何でも僕に解決できないことはないぞ 。
俺は皇子だ。
皇子は結婚してるんですか?
ま、まだだ。
奥さんは何人娶るんですか?
そんなことまで考えたことはないが 。
では、 奥さんの体が悪い時別の奥さんを選ぶんですか?
まさか!僕は父上みたいに何人もの妻を娶るのは面倒だ。
僕はこの人だと決めた婦人と100年添い遂げるんだ。
男性が皆皇子みたいだったらいいのに。
意外に純情派ですね。
随分気が早いな。僕はまだそんな・・・

第4王子の部屋に入ってそっと置いてきて
目にすぐ付かないような。しばらくたってから見つかりそうな場所に。
嫌です。それでもし王子に見つかったらその場で殺されます。
もともと王子のものだから見つかっても怒られないわ。
皇子が留守の間に綺麗にするんですよ。
はい
お前がなぜここにいるの。お前・・・
違います。盗もうとしたわけじゃありません。

いいなさい。 これ以外に何を盗んだのか。
盗んでなんか・・・いません。
ならばお前が皇子に贈り物でもするつもりだったのか?
打て。
待って!
何をこの子がしたっていうんですか?
第4皇子の物を盗んだの。
もしかして、かんざし・・・
これは私が持って行くように頼んだものです。
盗んだものではないわ。
あなたごときが手にできるものではないのに。
話のつじつまが合わないわ。
もともと王子の物だったからでしょう。
だから盗んだと言っているのでしょ?また打ちなさい。
ならばいっそ私を打ってください。
うまく説明できませんけどとにかくチェリョンは巻き込まれただけ。
だからそれでも叩くと言うなら私を打ってください。
お嬢様。
むすんで。
はい。
お嬢様…
兄上、早く止めてください。本当に打たれますよ。
止めるなんて。手癖の悪さは早いうちに罰しないと。
あの召使いがすでにかなり打たれたようですが。
ヨナ姉上は容赦ないから・・・
ヨナや。。
離してください。
やめとけ。
家の事を私の役目です。離してください。
俺のだ。
今何とおっしゃいましたか。
この娘は俺の物だと言ったんだ。
かんざしの持ち主も俺だからこの娘をどうするか決められるのも俺だけだ。
お兄様!
スは盗んでいません。兄上の部屋の前で拾ったと・・・
いえ、拾ったを私が見ました。
ウニ、あなたまで。
お嬢さん、紐を解きなさい、早く。
今回は少し早合点だったな。
ヨナ、よくやった。 あいうやつは大目玉を喰らわせないと。
雰囲気悪いな
俺はいくかな。
僕もここで。
行きましょう、兄上。
軟膏でも塗った方が良いんだが。
スや。
おせっかいだな。
離せ。離せってば。
そんなに かわいそうでしたか?
私が知ってるお兄様はこんなことに口を出す方ではありません。
まさかあの子がお気に入りになったんですか。
ヨナ、お前に恥をかかせたなら悪かった。

俺のものと言っていたな 。
勘違いしてるようだから言っておくが、ここにお前のものなどない。
ヨナもへ・スも皆俺の人間だ。
二度と妹と 夫人の妹に馴れ馴れしくするな。

スや、もし起きているなら薬を置いておくから忘れずに塗りなさい。
それから昼間のことは忘れてくれ。
すいませんでした。顔を合わせるのが恥ずかしくて寝たふりを。
分かってる。まだとても痛むんだろう
打たれた所よりあんな目にあったことが悔しいんです。
ここは。。。ここはもともとそういうところなんですか 。
偉い人の娘は息子でなければ大切にされない・・・そんなところなのですか?
人が人をあんなふうに吊るし上げて。
高麗はそんな所何ですか
止めてあげられず、すまなかった。
だが約束する。 これからだれもお前をあんな目にあわせない。
私を信じて欲しい 。
まただ・・・夫人のことを考えて。。。 こんなこと夫人が傷つくだけ。

うわ、あ~痛たた・・・
お前がぶつかってきたんだろう。
俺のもの?誤解されるようなことをどうして言うんですか?
お前は感謝の仕方を知らないのか?
困っているところを助けてやったのに。
文句を言う前に「助けていただいてありがとうございました」とまず言うべきだろう。
いつも殺すという口癖の人がどういう風の吹き回しかと思いまして。
ありがとうございます。
あの簪どうしてお前が持っていた?
どこで拾った?
皇宮の浴湯で落としていったじゃないですか。
皇子の顔を見たとは言えないじゃないですから・・・見たなんて言ってませんよ。
約束は守りましたよ。
お前は怖いもの知らずだな。 いちいち口答えをして。
甘く見てるわけじゃないですけど、もう怖くはありません。
でも二度と私は俺のもの呼ばわりしないでください。
どうして?
人のことを飼っている犬でも物でもあるまいし俺のお前のっていうのはどうなんでしょう。
それならば俺の女(ひと)と呼ぼうか?
それも駄目でしょう。 そういう意味ありげな呼び方なら、ない方がマシです。
他の呼び方を考えてください。

これは第14王子ではありませんか?
離せ。俺を誰だと思っている。
俺はまさに第14。。。
あれ?あの人、第14王子じゃない。
そうです。
やー!
しっ!あなた早く人を呼んできて。
お嬢様は?
どうせ私達だけじゃ何もできないわ。
私は後を追うから助けを呼んできて。 早く早く。

離せ離さないか。
俺を誰だと知っているだろ。 お前達命が惜しくないのか?
皇子こそ私の腕をこうしておいて、あんまりじゃないですか ?
私にそんなこと身に覚えはない。
そうでしょう皇子とは喧嘩をしただけ。
こうしたのは忠州院母上様ですから。
それは全く知らなかった。
よこせ。
離せ、離さないか。誰かいないか?
お覚悟召され。
やーーー! どいて!どいて!あんたたち!
どきなさい!腸を引っ張り出してスンデ汁にしてやるわよ!
何その目は?痛い目にあいたいの! 覚悟しなさい!何よその目は!・・・・@?$%^??・・・

会うたびに嫁の病がよくなっていないようで。
お姉さんがお兄様に離縁を申し出たそうです。ありがたいことです。
なに?まことか?
病の妻を捨てたりしません。
母上も聞かなかったことにしてください。
お兄様の将来のためにも考えるべきです。
ならば私にヨ兄上のような婚姻をしろというのか?
陛下に睨まれないように?
疑いを持たれず済む方法はいくらでもあります。
ヨナや、私達が再び松嶽に戻れたのはへ氏家のおかげです。
ウクがその恩を忘れずにいてくれてよかった。
病人ではありませんか?
お母様・・・
皇子!皇子!
お前!!
皇子!スお嬢様が大変です!
すぐに来てください。

大丈夫ですよね?
お前まで巻き込んですまない。
一旦逃げましょう。
逃げる?・・なに?
逃げるの!
そんなことはできない。こいつら ・・・!
正気ですか?早く行きましょう!
皇子!・・・どうしよう。皇子。
心配するな 俺が必ず守ってやる。
誰がそんなこと言えるの。
やめろ!
兄上。
兄上。
怪我をしたのか?
大したことありません。
そなたは?
やれ!
ははは…油断禁物という言葉をご存じないらしい。
その通りだ 。
狼犬だ・・・・
油断は禁物だ。
狼犬だ・・・
早く逃げましょう。
俺を目にしても逃げないと。
度胸がいいのか?それとも本当に死にたいのか?
怪我は?
ありません。
ソが来てくれて助かった。
兄上の恩は忘れません。
お前のおかげで無事だった。忘れない。
これからはお前の命は俺が守る 。
身を呈してでも必ず守ってやる。
あら、あらあら末っ子の皇子様、なんて頼もしいんでしょう。
はっ!おっと、すいません、故郷の弟のことを思い出して 。
へ、平気です。ヘス姉さま。
姉さま?
見ていてください。僕がどんな大人になるか。
もちろんですよ。皇子。ファイティン!
ファ、ファイ・・・
ティン!
ファイティン!

待ってください。
ゆっくり行きましょうよ。
あれ?怒っているのですか?どうして?
あー…足が痛くてこれ以上歩けないな。
あ、さっき あいつらを相手にしたとき足をくじいたのかもしれないな?
あ~、かなり捻ったのかな。一歩も歩けないなあ。ああ。痛い痛い。
お前を失うと思った
えっ?
お前と二度と会えないと思って恐ろしかったんだ。
皇子―。皇子~。
あそこです。お嬢様。
お嬢様大丈夫ですか?第14王子さまは?
大丈夫よ。
スや。
お姉さん、心配したでしょう?すいません。
兵士たちをいかせたのに・・・ジョン様も姿が見えず心配しました。
お母様も心配しています。 明日宮廷に・・・
お兄様・・・

平服まで着て出かけているのか?
お母様に気づかれないように来たが。
お心遣いありがとうございます。
よく出かけているようだな。あんなやつらに目をつけられて。
どっちにしても今日は良い日ではなかった(運が悪かった)んですよ。
運が悪い?
羽目を外して腕を失うところだったんだぞ?運が悪いだ?
どう収拾するつもりだったんだ?
知らなかったんですよ!僕がやったんじゃないんですよ。
知らないと言えば罪が消えるのか?お前は皇子だ。
地位が高ければ責任も大きくなることを知らないのか?
おかしいですね。いつから兄上がそんな説教するようになったんですか?
ああ、もしかして自分だけ母親に冷たくされているからですか?
それとも弟だけが可愛がられて悔しいからですか?
ヨ兄上が言った通りですね。
兄上と同腹と呼ばれるのが恥ずかしくてたまらない 。
愚か者。
兄上。
お前。
どきなさい。
母上。
この子に近づいてはなりません。ジョンあなたの身が危うくなります。
母上、兄上が・・・
兄上が助けてくださったのです。兄上がいなければ、腕を切り落とされるところで・・
騙されてはだめ。この子のそばにいるものは皆不幸になる。
私がそうだった。ジョン、近づいては絶対になりません。
母上、でも兄上は僕を助けて・・・
答えなさい、 ジョンには関わらない と。早く。
それがお望みならそうします。
いつまで母親の懐にいるつもりだ。
ジョン見せてごらんなさい怪我は?ジョン、
この傷は?ジョンや。あなたにもしものことがあったらこの母はどうしたらいいのか。
何をしている?早く医者を呼びなさい、早く!

どきなさい!近づいてはなりません。
ジョン近くに行ってはいけません。あなたの身が危うくなります。

ソを松嶽に置けと?
正胤、そなたを救ったからか?
ソをそばにおきたいという思いが大きいです。
陛下、第4皇子の星が松嶽の真上に輝いているからでしょう。
第八皇子の星は正胤様の星と合わさると・・・
そなたの母が 正胤を殺そうとした。
そなたの親兄は 正胤の座を狙っている。
一度たりとも志を同じにしたことはありません。
ならば、そなたが初めて養子に出された理由は?
我が子を亡くし心を病んだカン氏夫人を慰めるためだが。。。
ただの一度も息子のようには、ただの人質でした。
陛下はすべてご存知なのではありませんか。
正胤のそばにどういう身分でいるのか?
忠州ユ氏か?それとも信州カン氏か?
陛下と正胤の臣下として過ごします。
息子でも弟でもない、忠臣として生きます。
ジモン。はい陛下 。
ソの星が松 の真上に浮かんだと言ったか?
陛下と正胤様の星とは絶妙の関係でございます。
第4皇子が松嶽に留まれば高麗大運の前兆となるでしょう。
信州カン氏と松嶽に知らせを。第4皇子ワン・ソ、本日より松嶽に留まることを許す。
ありがたき幸せに存じます。
ありがたき幸せに存じます、陛下。

食欲がないようですね?
私の事を心配するよりも夫人が召し上がってください
日に日に食が細くなってきて心配です。
お姉さん、スです。
来なさい。一緒に夕食をとろうと呼びました
私は部屋で食べるからいいのに
1日中部屋にいるじゃないの
一緒に食べたほうが楽しいと呼んだのよ。さあ座りなさい。
第14皇子のためとはいえ危険すぎます。
皇子がいなかったらどんなことになっていたかわからないではありませんか。
はい、助けていただいてありがとうございました。
するべきことをしただけだ。
外を出歩いてばかりいるからこのようなことになるのだ 。
家事に関心がないから ・・・
趣味は?裁縫など習ってみては?
何か興味のあることを探してみます。
では私は先に。読みかけの書物があるので。

また壊すつもりですか?
壊してるんじゃない、作っているんだ。
珍しい。どんな願い事?
人の願い事にまで首を突っ込むのか?
俺はここを出る。皇宮で暮らすことになったんだ。もう顔も合わせることはないだろう。
あ~、では食事を運ばなくていいんですね。よかった
一度ぐらいやっただけじゃないか。
皇宮ではおとなしく過ごして下さいよ。
大それた「殺す」とか口にしないように 。
思い通りにならなくても人を睨みつけたりしないで。 何かにつけて刀を抜くのも特に気を付けてくださいね。

あー、気に入らないことがあっても、物を壊さない。それから、なにがあったっけ?
もういい。
ご飯をちゃんと食べて、ちゃんと寝てください。
悪い夢はできるだけ見ないで。
何です?また、どうしてそんな目で見てるんですか?
あぁ、俺を怖くないと言ったのを思い出して…
どうして怖くないのか?
私が怖いのは私自身。皇子ではなくて。
自分の気持ちすらどこに向かっているのか全くわからなくて。
いくら方向を変えたくても、ダメですね。
星はそんな悩みないんでしょうね
高麗は星が多いですね
高麗は星が多い?
まさかおまえ星は高麗にだけ出てると思ってるのか?
ジモンが知ったら腰を抜かすだろうな。
雪だ。。。
はぁ…綺麗。

 

 

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